AJ岡山さんの1200kmブルベを走ってきました。
この企画は、2019年にBRM427中国山地1000km(獲得標高18068m)を走った際にスタッフさんから伺い、ずっと楽しみにしていました。
前回開催は2016年。昨年の開催予定がコロナで延期になり、今年は感染対策を徹底して開催されました。
このブルベについて、準備編と実走編の2度に分けて書いてみます。
準備編コンテンツ:
コース概要
1207km、獲得16550m。岡山・鳥取・島根・広島・愛媛の名所が山盛り盛り込まれています。
大きなピークは前半の戸倉峠(731m)と大山(800m)、中盤のおろちループ(700m)、終盤の吹屋近辺(550m)。ただよく見ると細かいアップダウンが非常に多いです。中国山地の地形が想像できます。
また通過チェックがほぼ小山の上というのもさすがAJ岡山。
とはいえ、有名な四国山地1000km(21008m)や中国山地1000km(20143m)に比べれば、標高も補給難易度も「優しい」設定です。
走行計画
まず大まかに走行時間を計画します。1200kmで16000mアップはきつめですが、信号も「下り殺し」も少なそうなので、計画速度はいつも通り20km/hで設定。休憩は50kmごとに30分、夕食時に60分とします。これらをキューシートを加工したスプレッドシートに入れて計画を組みます。
次に宿泊を計画します。PCは一つのみ、残りは(制限時間の無い)通過チェックという易しい設定のため、柔軟に計画を組むことができます。PC1が313km地点、到着がクローズ0:52に対して計画22:25と一区切りに丁度よさそうです。ここを含め300kmごとに3回、各6時間の宿泊休憩を取ることにしました。Google Mapで調べて宿を取ります。
宿に連絡して、自転車を屋内に置かせてほしいこと、チェックアウトが午前3時とかになることを伝えておきます。どの宿も快く受け入れてくれました。
数カ所コンビニが数10km無いエリアがあるので、補給場所を確認。
最後に、全てのチェックポイント、宿、重要な補給ポイントを、Garminにコースポイントとして登録しておきます。
装備
距離があるので慎重に整備します。
- タイヤ・リムテープ・チューブ・ブレーキパッドはチェックして交換します。
- ギアはフロント50-32、リア11-30のこちらの記事の楕円で。
- ライトはOLIGHT(オーライト) RN1500を2つ。ガーミン Edge 830と合わせてBlendrとRecmountで取り付け。
- DHバーを試してみることにしました。PROFILE DESIGN(プロファイルデザイン) FLIP/ERGO/50A 340mm RHFL50341こちらをPBP規定に沿いハンドルの先端からバーが出ないよう調整、カットします。DHバー用のシフターも取り付けました。SHIMANO(シマノ) SW-R9160 左右レバーセット (Di2) ISWR9160
- 尾灯はキャットアイのリフレックスオート TL-LD570Rとタイト TL-LD180-R。
- バッグはアピデュラ(Apidura) Dryのトップチューブとサドルバッグメディアムの2つ。
気温対策
一番気を使ったのがここ。予報では、最高気温は24度。一方最高地点のおろちループの最低気温は氷点下。登りも多いため汗冷えも想定されました。以下が準備したものです。
- ジャージは半袖と起毛素材の半ズボンビブ
- ベースレイヤー[ミレー] ドライナミックメッシュノースリーブクルー。これはとても優秀で、汗を吸い上げて汗冷えを防いでくれるのに加え、空気の層を作ってくれるので防寒にもなります。
- アームカバーとレッグカバー
- 長袖ウィンドブレーカー
- 長袖長ズボンのレインウェアとレインパンツ。レインウェアはフード付きで耳まで覆えるもの
- グローブは指なしと指ありの両方と、ゴム手袋を念の為
補給
食べるのも体への負荷。最近ブルベ中に食べすぎて体調不良になったので、糖質中心に消化の良いものでカロリーを取ることを徹底します。コンビニ補給に加えて、移動食として羊羹を携行します。一本80kcalほどを、概ね25kmに1本くらいの目安で用意します。
ドロップバッグ
軽量化のため、宿に往復宅急便で荷物を送っておくことにしました。充電器、補給食、着替え、予備のチューブ、サプリなど。寝る前にビタミンC、プロテイン、糖質と、アミノバイタルを飲むと翌日全然楽なので、それも送っておきます。
その他
通常の整備用品、医療用品や薬をサドルバッグで携行します。
次回は、実際の走行編について書きます。