準備編、実走編1・2日目に続いて、RM424岡山1200kmの3日目・最終日の走行記録です。
- 3日目:~789km尾道
- ~860kmしまなみ往路
- ~915km三日目ゴール松山道後温泉
- 4日目:~1033kmしまなみ復路
- ~1135km吹屋ふるさと村
- ~1162km羽山渓
- ~1209kmゴール
- まとめ
3日目:~789km尾道
4/26 0400にリスタート。睡眠時間は4時間。
最初は今回最大の難関、おろちループ越え。宿から24km2.7%で登り、同じくらいの距離と斜度を下ります。斜度は大したことはありませんが、難敵は気温。0度近くになるため下りは極寒が予想されます。2年前ほぼ同じ時期の中国山地1000kmの際は、低体温になりかけました。
幸い今回は好天に恵まれ、順調に登り、道の駅で持参した防寒具を全て身につけます。ファイントラックのドライレイヤーウォーム上下とベースレイヤー、その上に半袖ジャージと半ズボンビブ、アームカバー・レッグカバー、ウィンドブレーカー、その上にレインウェア上下、長指の手袋、さらにゴム手袋。これで無事下りました。
三好まで下って707kmの通過チェックは計画より30分早く通過。ここまで好調だったのですが、その先の双三農免農道がきつかった。15kmほどのアップダウン、獲得標高398m。距離は尾根幹と同じくらい、獲得標高はほぼ2倍です。
もう一つ山を越えて、尾道に至り、渡船でしまなみに入ります。
~860kmしまなみ往路
しまなみ区間は気持ちの良いライドでした。
この後大島で、なんと松山から戻ってくるランドヌールがこちらに手を振っている?と思ったら、あの三船さんでした。尾道まで800kmを40時間で走って、宿でゆっくり一泊、3日めは「サイクリング」で尾道〜松山244kmを往復し、また休んで、4日めを走る計画だったそうです。すごい人がいるものだ。
その後もぽつりぽつりと復路のランドヌールとすれ違い、手を振ります。何人かのランドヌールさんは、3日目松山で泊まらず尾道まで戻って、最終日を200kmにする計画と言われていたので、そういう方かもしれません。自分のペースに合わせてどこで休みを取るかを計画するのも、超長距離ブルベの楽しさ。
45分ほどの貯金で854kmの通過チェック亀老山に到着。
~915km三日目ゴール松山道後温泉
その後は国道を松山まで走ります。道後温泉の通過チェックには予定より30分早く2030に到着。
3日目は平均速度21.5km、移動時間13:16、休憩時間3:09でした。計画ペースを維持できています。
予約してあったホテルにチェックイン、道後温泉引湯の温泉に入り、身体と自転車をメンテして、2230に就寝。
4日目:~1033kmしまなみ復路
最終日は0300にリスタート。睡眠時間は4時間。
Garmin Edge830のナビゲーションが前日からクラッシュしており、指示を出してくれません。これが二度目で、距離の長いルートでクラッシュするようです。色々試したのですが元に戻らず、地図のみで走ることに。かつ充電ミスでバッテリーがあまりなかったので、道を知っているしまなみの間は節電モードで走ろうとしたのですが、これが間違い。
因島で、普通のしまなみルートでは通らない青影トンネルに登るところを、通り過ぎてしまいました。因島大橋まで登ってからミスコースに気づき、戻ることに。これで20km近いミスコースです。時間にして1時間弱。
元々制限時間90時間に対して88時間でのゴールを計画していたので、このままいけばワンミスでアウト。相当に焦ります。
ただ面白いもので、これでアドレナリンが出たのか、ぼんやり走っていたのが全体にペースアップしました。本当にブルベは体力より気持ち。
~1135km吹屋ふるさと村
最終区間は尾道から吹屋に向けて登り、倉敷に下ってくるコース。尾道からピークを4つ越えればゴールです。
アドレナリン効果か、順調に登ります。渓谷の新緑が本当に綺麗。
3つ目のピークに向け最後に3km7%の坂を登ると、吹屋ふるさと村。かって銅が産出されていた際、当時の長者達が作った町並みが残されています。ここを登るのは二度目ですが、なにもない山の中を登り続けると突如現れる天空の街のような、不思議な風景です。
この最後の通過チェックで計画よりも30分ほどの貯金に戻し、時間内完走はほぼ確実なところまできました。一安心です。
~1162km羽山渓
吹屋からは下り基調。途中から渓流沿いの狭い道になります。そこで突然現れるのがこれ、羽山渓第二トンネル。
下っていると行き止まりにしか見えませんが、右下にトンネルがあります。左上にはクライミングをやってる方が数名。
今回一番驚いた風景でした。
~1209kmゴール
4つ目の峠(これが意外にきつかった)を越え、あとは下りと平坦でゴール。3日めは終わってみれば、平均速度23.2km/hと初日並みのスピード走れました。
まとめ
認定時間は 87:30でした。
ミスコースもあったし、コロナでなかなか走れない中久しぶりの1000km超にしては、よく走ったかなと思います。全体の平均速度22.2kmは、ほぼPBPと同じ、他の1000kmブルベの結果と比べてもまあまあ早かったので満足。
何よりも、本当にブルベの魅力「旅」、中国地方の自然と歴史を満喫できるコースでした。AJ岡山の皆様、ありがとうございました。また4年後、必ず走りたいと思います。