シューペル・ランドネ600(SR600)はブルベの種目で、600kmで10000mの獲得標高を制限時間60時間で走ります。ブルベの中でも最難関のチャレンジです。この完走データを分析してみました。
ブルベを世界で統括するACPのデータによれば、2020年時点で世界で121のコースが27カ国で設定されています。
SR600世界のデータ
- 完走者数 1706人(ランドヌール部門1574人)
- 完走者数 2836認定(ランドヌール部門2575件)
以前の記事でまとめたブルベの競技人口は世界で推計5-6万人なので、SR600の完走者はその3%程度ということになります。
SR600日本のデータ
- 完走者数 364人(ランドヌール部門310人)
- 完走認定数 690認定(ランドヌール部門559件)
日本のブルベ人口は推定1-1.5万人なので、日本でのSR600完走者も全体の3%前後でしょう。
10 SUPER RANDONNÉES
ランドヌール部門で10回認定、かつ・または10本のコースを完走すると、メダルがもらえてリストに掲載されるようです。世界から17人、日本からは5人がこのリストに掲載されています。
2020年にSR600の日本のコースが複数増えています。SR600の認定は年に一度しかないので、この結果が反映されるとリスト掲載者も増えると思われます。
世界のコース別完走数トップ10
- SR Fuji(Japan) 269
- Belchen Satt(Germany) 130
- SR de Haute Provence(France) 116
- SR Kanto Nord(Japan) 96
- SR Kii Mountains World Heritage(Japan) 91
- Central Mountain Taroko Gorge SR(Taiwan) 91
- SR Camino del Cid(Spain) 89
- SR Prepirineu(Spain) 85
- Orztal Rundfahrt(Germany) 76
- SR Nihon Alps(Japan) 73
日本のコースがトップ10に4つ。中でもSR600Fujiは歴史も古く、世界一の認定数になっています。私はこの中でSR FujiとSR Kii Mountainsを完走、SR Nihon AlpsはDNFでした。
まとめ
日本には 2021.7時点で13のSR600コースがあります。いつか全部を完走し、10 SUPER RANDONNÉESに入ることを目標にがんばろうと思います。