8本目のSR600を完走しました。紀伊山地世界遺産は初めて完走したSR600、懐かしい場所を振り返りながら走りました。
コース概要
SR600の中では比較的走りやすいプロフィール。超級・1級の坂は少なめ、途中は観光地のため、補給と宿泊もしやすいです。
走行記録
認定時間:54:52
走行時間:28:26(グロス20.9km/h)
2泊計17時間、宿に滞在。2019年に走った準回りは認定時間54:22、走行時間30:16(グロス20.1km/h)だったので、少し早くなりました。
ハイライト
4/15 4:00スタート。スタートのセブンも駅も閉まっていたので、改札前のローソンのレシートを取得して走り始めます。最初60kmほどはPC2紀州加太休暇村を除けばほぼ平坦区間。その後40kmほど1-2%でゆるやかに登った後、最初の大きな登り高野山花坂が始まります。9km5%の気持ち良い登り。
PC4高野山金剛峰寺は枝垂れ桜が最高に綺麗でした。
高野龍神スカイラインから野迫川に下り、熊野古道小辺路と交わりながら南下します。このPC5から護摩壇山までの20kmの登りが初日のピーク。
順調に登り、最高地点ごまさんスカイタワー着。正回りだと最後に来る山場ですが、リバースでは最初にクリアできるのは、少し気が楽。
ここから一気に下り、中辺路からPC8近露王子でピークを2つ越えます。にわか雨に若干苦労しましたが、順調に走って明るいうちに初日の目的地川湯温泉に到着。ここは川原に温泉が湧いており、そこを掘った露天風呂が楽しめます。ホテルの方もとても親切で自転車に配慮くださり助かりました。
午前130にリスタート。PC8熊野本宮を過ぎ、十津川沿いの強烈な逆風に耐えつつ川沿いを走り、十津川村温泉を抜けると、難所玉置山のクライム、10km9%。ごお~という風の音の中、人気のまったくない深夜のPC9到着。
玉置山から十津川村の下りは狭く、路面も荒れており木や枝も多く、かなり下りに苦労します。一度R169に出た後、SR紀伊山地もう一つの屈指の難所、県道44-45-43-46で熊野へピークを3つ越えます。道は狭く、路面は頻繁に大穴、補給は全くなし。最後には2km10%の激坂区間もあります。
那智高原公園にたどり着くと難所は終わり。熊野に向けて下ります。途中からは勝浦の海の絶景。
そしてPC10熊野那智大社をすぎると、日本三大名瀑、一段の滝としては落差日本一の、那智滝です。
海沿いに出て新宮へ、新宮市街で補給し、PC11熊野速玉神社で熊野三宮をコンプリートします。
新宮からは80kmほど、いくつか峠を越えながらの登り基調。まずPC12丸山千枚田を越えます。
その後北山川沿いに登り、PC13七色ダムを越え、ダム湖周辺の緩やかなアップダウンを越えます。道の駅上北山をすぎると2日目最後の登り、天ヶ瀬。距離はありますが問題なく登った後は一気に下り、2日めの宿湯盛温泉に1700到着。吉野川を眺める温泉でゆったり回復します。
3日め、残りは100kmですが、ピークが3つ残っています。午前2時にリスタートします。まずはPC吉野山の登り、それほどきつくありません。紀の川沿いのゆるやかな下り基調でPC15モンベルを経て、2つめのピークPC16丹生都姫神社。ここは最後のは5km10%あります。
丹生都比売神社は、静かな盆地に凛と佇む、このSR600で一番好きなPC。
そして最後は葛城山の登り10km9%。これはきつかった。途中は20%越えが1km以上続くところもあったと思います。東京で言うなら風張林道クラスでは。
葛城山の山頂にはサイクリストがたくさんいました。下りは気持ちよく余韻を楽しみながら下り、りんくうタウンのセブンイレブンでゴール。54:52の旅でした。
途中の玉置山から那智勝浦と、最後の葛城山は難所ですが、それ以外は、SR600の中では走りやすいコースだと思います。何よりも世界遺産と温泉の旅を楽しみながら走れる素晴らしいコースでした。