らんどぬ

ロングライドと自転車についてのブログです。山・旅・グルメ・温泉のあるウルトラロングが好きです。2017年から毎年Super Randonneur、2019&2023年PBP、2021年R10000、SR600x11、RM2700日本縦断、The Peaksなど。

AJパーマネント伊豆300km

パーマネントはブルベのカテゴリーの一つです。通常のBRMブルベとの大きな違いは3つあります。

  1. 出走日時を自分で決められる=全て個人走行
  2. 全てのPCが通過チェックで制限時間はゴールのみ=自分で全てのペースをコントロール
  3. Super RandonneurやR10000など、グローバルの記録に走行距離がカウントされない

自由度が高い分、自己責任がより求められます。ある意味とてもブルベらしいチャレンジです。

今回はAJ神奈川さんのパーマネント伊豆300kmを走ってきました。湘南と伊豆の見どころが満載の最高のコースでした。

走行概要

スタート一週間前までに事前エントリーしスタート時間を申告します。ブルベカードはオンラインで受け取りました。

スタートは大船駅近くのローソン。となりが駐車場なので車を止めておくことができます。レシートをもらって5AMスタート。

ほどなく鶴岡八幡を通過。

f:id:randonneur0805:20210524221128j:plain

早朝の鶴岡八幡

鎌倉から早朝の海沿いを伊豆へ向かいます。江ノ島、湘南の海には大勢のサーファーが。

f:id:randonneur0805:20210524221228j:plain

稲村ガ崎から江ノ島を臨む

70km弱で熱海に到着します。

f:id:randonneur0805:20210524221322j:plain

貫一お宮を通過

熱海を過ぎると河津まで上り下りを繰り返しながら海沿いを走ります。遠くに伊豆大島が綺麗に見えます。

f:id:randonneur0805:20210524221440j:plain

熱海から河津へは伊豆大島を遠望しつつアップダウン

河津はわさびの名産地。そばをいただき腹ごしらえ。

f:id:randonneur0805:20210524221547j:plain

伊豆のわさびは世界農業遺産

河津から今回の最初の山、天城越えです。10km、平均斜度6.1%。キツイですが、「伊豆の踊り子」にも描かれた天城の自然に癒やされます。

f:id:randonneur0805:20210524221623j:plain

天城越え途中の二段滝

峠を越え修善寺まで気持ちよく下り、二つ目の山、達磨山へ登ります。ここは15km平均5.7%。特に旧道へ分岐してから達磨山の後半7kmは平均7%あり、今回一番きつかったところ。

そして登りきると、今回最高の絶景、西伊豆スカイライン。人も車もほとんどいない静けさの中、新緑の高原が広がります。

f:id:randonneur0805:20210524221727j:plain

周囲は野鳥の鳴き声のみ、別世界の西伊豆スカイライン

f:id:randonneur0805:20210524221812j:plain

達磨山から駿河湾を越えて富士山を遠望

ここで200km。残りは100kmの(我慢の)戻りです。

戸田峠越えて下る途中から右に曲がって真城峠。下り途中の登り返しは足に堪えます。次は函南から県道11での熱海峠超え。トンネルを通れる優しいルートを選んでくれたのは、主催者の温情かな?夕日の富士山が綺麗でした。

後は下って、来た道を戻って大船です。認定時間は17時間17分でした。

注意点

獲得標高はGarmin実測3778mでした。300kmで3778mは若干坂の多いブルベという水準ですが、真鶴までの平坦往復50kmを除くと、200kmで3271mアップ。100km平坦往復+200kmの山岳ブルベ、と捉えて挑戦したほうがよいかもしれません。

また帰路の真鶴から小田原までの渋滞には苦労しました。134号は週末はいつも交通量が多く、夕方以後の上りは渋滞なので、注意が必要です。

最後に、西伊豆スカイラインには補給するところはありません。天城湯ヶ島のコンビニを過ぎると沼津に下るまで、自動販売機すらありませんのでご注意を。

まとめ

素晴らしいコースでした。早朝スタートで天気に恵まれれば、湘南と伊豆の海と山を満喫できます。アップダウンの難易度は高めですがDNFできるポイントも多いので、山岳ブルベの練習にもいいと思います。